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2025/04/22 15:30

ペット健康診断で「血糖値やコレステロールが低い」と言われることがあるかもしれません。
高いより低い方が良いことのように思えますが、実は静かなSOSであることも。

今回は、この状態の背景にある可能性と、それに対してどのようなケアが役立つかをまとめてみました。

低過ぎることから見える背景とは

1. エネルギー吸収や生成力が弱っている

低血糖や低コレステロールは「エネルギーを作る力」や「蓄える力」が「うまく働けていないよ!」のサインかもしれません。

たとえば、
腸の吸収力が弱っている
消化酵素や胆汁の分泌が少ない
肝臓の栄養貯蔵・代謝力が落ちている

こうした“土台の弱り”によって、せっかく食べた栄養が体内でうまく活かされず、血液中の糖や脂質が「低く」なってしまうことがあるのです。


2. 腸内環境の乱れ → 短鎖脂肪酸の不足

腸内で善玉菌が元気に働くと、「短鎖脂肪酸」という大切な成分が生み出されます。

これらは、血糖値や脂質バランスを保つカギとなる存在ですが、腸内環境が乱れていたり、善玉菌のエサが足りない場合、短鎖脂肪酸が十分に作られず

▼肝臓の代謝が鈍くなる
▼血糖やコレステロールをコントロールできない
という悪循環が起こりやすくなります。


3. 副腎疲労や慢性的なストレス状態

体が「省エネモード」に入っていると、エネルギーを使わないよう抑えてしまいます。
その結果、血糖値や脂質が必要以上に低くなることがあります。

また、血糖を安定させる役割の「副腎」も、ストレスや栄養不足で機能が低下すると、ホルモンのバランスが乱れ代謝リズムが崩れてしまうのです。



乳酸菌生産物質ができること

ペッツメルトは、こうした「エネルギーの土台」を支えるサポートが得意です。
理由は、腸・肝臓・代謝の流れに必要な栄養素を、バランスよく含んでいるからです。

● 腸に:
善玉菌が働きやすくなる“発酵の土台”を整える → オリゴと合わせて短鎖脂肪酸の産生を後押し

● 肝臓に:
ミネラルとアミノ酸が、解毒や代謝酵素の働きを助ける

● ホルモンに:
副腎や脳下垂体にも必要な微量ミネラルを届ける → 血糖を守るホルモンの安定化を支える

高過ぎたり低すぎたりする身体を「急激に変える」のではなく、体が本来持っている力を引き出しながら、静かに調整、底上げしてくれる、優しい存在です。




最後に:数値は“身体からの手紙”

血糖値やコレステロールの数値は、“体からの通信”のようなもの。
ただ「低い・高い」で判断するのではなく、「なぜそうなっているのか?」を考察することで必要なサポートが見えてきます。

体がそうなるまでには相当の頑張りを経てきたのですから、焦らずやさしく確かに整えていく。
それが無理のない、ナチュラルケアの在り方です。






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