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2024/10/28 11:48

感染症や臓器の病変もないのにペットの嘔吐が続く、その不安は計り知れません。なぜ病気じゃないのに吐くのでしょう。今回は嘔吐を別の視点から紐解いてみました。
嘔吐は防御反応のひとつ
嘔吐は、胃腸の粘膜が機能低下や炎症などにより、異物や不要物を排出する防御反応と捉えられます。
キーワードは「不要物の排出反応」
異物や不要物、過剰物を排出する防御反応であるなら、病気になったからではなく、病気を未然に防ぐために嘔吐しているということになります。
不要物とはどんなもの?
生きて食べている限り、老廃物や有害物質を身体に入れないことは不可能です。体内で死んだ細胞や細菌、食べものなどに含まれる有害物質、投与した薬物の一部などは日常的に消化管に溜まっていきます。
嘔吐が強制排出の手段
これらが溜まって自力で出せなくなると、身体は強制的にでも排出する必要があると判断します。すなわち嘔吐は、身体を一気にリセットするための手段であるというわけです。
なぜ毎日のように吐いて長引くのか?
一気に出すと脱水し体力が尽きてしまうため、少しずつ排出することで出来るだけ負担を減らそうとする、身体の判断と考えられます。
手段としての嘔吐が起こるトリガー(きっかけ)
恒常性トライアングルの乱れの他、寒暖差やストレスがトリガーに当たると考えられます。
恒常性は、神経系・免疫系・内分泌系の3つがバランスを取り合っています。このトライアングル機構が乱れると過剰反応が起こり「デトックス嘔吐」に繋がります。季節の変わり目に多いのは、寒暖差ストレスが加わるからでしょう。
デトックス嘔吐の防止対策
強制排出の実行を出来るだけ避けるためには、腸内環境を整え日常的にデトックスが行える体制を作る必要があります。善玉菌を増やし、穏やかなデトックスをサポートすることが大切です。
善玉菌がサポートしてくれること
1. デトックス促進
善玉菌が増えて腸内環境が整うと、蓄積された有害物質や老廃物の排出を日常的に行います。
2. 胃腸の保護
胃腸粘膜を保護し炎症を和らげます。また、短鎖脂肪酸や他の代謝産物が胃腸の機能を回復させます。
3. 恒常性トライアングルの調整
腸内環境が整うと、恒常性トライアングルの乱れを自然なプロセスで調整してくれます。
日常的に排出できる身体づくりを目指そう
老廃物や有毒物質を普段から便や尿で排出できていれば、過酷な嘔吐は格段に減るはず。
病変が見つからないときの嘔吐はデトックス、そう考えれば取り組むべきことが見えてきますね。必要に応じて治療を施しながら善玉菌を補い続けましょう。
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